BUSINESS

新商品開発は日本と共に、海外は品質にこだわり続ける

 「2009年から顧客流出不良ゼロを続けている。そこは認めてもらっている」――不良品ゼロのQCを現地生産で軌道に乗せるのは容易ではないが、それを可能にし、顧客との信頼関係を長期間続けている。

 「ここでなければ出来ないことをやろうと全員で頑張っています。弊社は、空気のような微細な精密部品の製品開発・量産技術を深堀りしていくのが得意。海外拠点はタイと中国、そしてここアメリカ。最近は、日本国内だけでは需要が充分でなくなってきています。メジャーのお客さんが海外に出て行く。今後も海外展開に力を入れていくのが方針。付加価値の高いものづくりを目指し、日本はものづくりのセンターとして新しい付加価値のあるものを、海外では量産性のあるものを日本の品質・サービスで届ける」

 かがつうグループの海外生産拠点として1981年に設立。欧米電池メーカーに対する電池ケースの供給を主力業務としている。寸法精度の厳しい極めて小さな成形部品を大

量に納期どおりに量

産することが得意。今後は、LED照明器具、小型自動車部品などへの新規分野でのビジネス拡大にも力を入れていく。

 景気は2年前から上昇気流へ転じた。2011年度は利益、売上げとも今までで最も良かった年。今年は、それ以上行きそうな勢いを肌で感じている。2020年のオリンピックが東京に決まったことから、日系企業も新たな展開への上げ潮にと、期待する。

 「米国の自動車産業が活性化していることで、何か我々でもお手伝いできることがあるだろうと今回、営業部員を一人増強しました。かがつう本体でも数々の自動車部品を手がけているので、それをこちらで横展開できればと考えています。日本での実績を基に、現地のノウハウを生かすことができれば嬉しい」

 少数精鋭を真骨頂として現地化を推進してきた。今後はこれを基盤に新たな分野への進出に挑戦する。